外壁塗装におすすめな時期は？
外壁塗装で雨漏りの予防につながるの？
「雨漏りの修理は屋根塗装をすればいいんじゃないの」と思っていませんか。
こちらでは、屋根塗装と外壁塗装の役割と雨漏りの関係について解説します。
また、屋根や外壁の塗り替え時期や目安についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装・屋根塗装の役割とは
外壁塗装・屋根塗装は、美観をよくするだけと思われがちですが、家を長く維持させるための大切な役割もあります。
- ①外壁・屋根材の防水性を回復
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家の寿命を縮める大きな原因となるのが、雨水の侵入です。
建築時は外壁材、屋根材ともに塗料で保護され、防水効果が発揮されていますが、年数の経過とともに塗料の性能は落ちてきます。塗装を行いコーティングすることで防水機能が回復し、外壁や屋根の劣化の進行を止めることができます。
防水効果を高める役割はありますが、実際に起こっている雨漏りを止める作業にはなりません。
- ②外壁、屋根の修繕及び補強
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外壁や屋根は日々、風雨や紫外線、気温の変化など自然現象にさらされ、汚れとともに劣化や風化といったダメージを受け、強度が低下しています。
塗装工事を行なう際には、ひび割れや剥がれを修繕する下地処理を行ってから塗料を塗ります。この下地処理を行なうことで、強度が回復します。
- ③美観の向上
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外壁や屋根には、汚れ以外にも藻、苔、カビなどが生えてしまうことがあります。
外壁、屋根塗装ではこれらを高圧洗浄で取り除いてから新たに塗料を塗ります。塗り替えで新築時の輝きを取り戻したり、塗料の色を変えてこれまでのイメージをガラッと変えることもできます。
外壁塗装・屋根塗装で雨漏りは防げるのか？
外壁、屋根塗装には、塗料で表面をコーティングして防水機能を回復させるという役割があります。
また自然現象によるダメージで劣化した外壁や屋根を補修して耐久性をアップさせる役割もあり、これらの役割で雨漏りのリスクは軽減します。
しかし実際に起きてしまった雨漏りは、塗装工事で止めることはできません。
雨漏りの原因
雨漏りの大半は、建材の接合部や継ぎ目部分から雨水が侵入することで起こります。
例えば
- 屋根の瓦がずれている
- 瓦と瓦の間に隙間やヒビ、抜けた釘がある
- 屋根がサビている
- 天窓付近が劣化している
- 外壁にひび割れがある
- 外壁が変色している
などの原因が多く、塗装工事＝雨漏りの修理にはならないのです。
「雨漏りは塗り替え塗装で直ります」といってくる修理業者もあるので注意しましょう。
雨漏りの修理は上記のような原因を特定することが重要です。雨漏りの原因に対してどのような補修をするのかをしっかり説明してくれる業者を選びましょう。
塗装が原因の場合も
塗料の塗りすぎによる施工不良が、雨漏りの原因となる場合もあります。
塗装工事で必要な「縁切り（ふちぎり）」という工程が行われず、雨水を排出する表面の溝が塗料でふさがれたままで、雨漏りにつながるケースです。
DIYで塗装を行ったり、塗装の知識が浅い業者に頼むと起こりがちなので注意が必要です。
塗り替えの時期は？タイミングとなる目安を解説
外壁、屋根の塗り替え時期は、8〜10年くらいといわれています。使われている塗料や材料により異なりますが、年数だけで決めずに、自分の目で確認することも重要です。
以下のような状態になっていないか目視で確認してみましょう。外壁は直接みることができますが、屋根の場合は無理に登らず、遠目からでも大丈夫です。
- ①塗装のツヤがなくなってきた
- ②汚れが目立つようになってきた
- ③全体的に薄汚れて見える
- ④白い粉のようなものが噴いている
- ⑤藻や苔、カビが発生している
- ⑥塗装が浮いてきたり、膨れてきている
- ⑦塗装がはがれている
- ⑧下地が見えてきている
①②③は、塗り替え目安のサインです。年数が経っていなくても専門業者に相談しましょう。
④は「チョーキング現象」といって、劣化してきているサインです。そして⑤の藻や苔、カビは湿気の多いところで発生するため、防水機能が落ちているサインです。塗り替えのタイミングとなるので工事を依頼しましょう。
⑥以降は劣化がすすんでいる可能性があります。そのまま放っておくと塗り替えではなく張り替えなどの大掛かりなリフォーム工事が必要になるので、注意しましょう。
